|
 |
肉離れの受診先は整形外科です。
肉離れというのは、スポーツしている時や高いところにあるものをとろうとしている時などの日常動作時に筋肉が急激に収縮して筋肉の一部(筋繊維・筋膜)が断裂する症状です。 |
肉離れは下半身に好発します。
ふくらはぎ、太ももの前面や後ろ側の筋肉(ハムストリングス)によく症状が出ます。
90%は上記のように下肢に起こるのですが、背中(背筋)、腕などにも肉離れが起こることもあります。
若い方であれば太ももに起こりやすく、40代以降の中高年の方であればふくらはぎによく肉離れの症状が出ます。
ゴルフをしている方だと背中に肉離れが起きることも珍しくありません。 |
肉離れは軽度(T度)、中度(U度)、重度(V度)の三段階に症状が分かれます。
軽度の肉離れであれば、痛みが出ても我慢して運動や歩行を続けることが出来ますが、重度の肉離れを起こすと動くことさえもできなくなってしまいます。
⇒ 肉離れの症状 |
肉離れを起こしたらまずRICE処置を行います。
患部を固定し、アイシングを行うなどの応急処置をRICE処置と言いますが、これをする・しないでその後の病状改善に影響を与えます。ですから、必ず応急処置をしてから整形外科を受診するようにしてください。⇒
肉離れの応急処置(RICE)
肉離れは再発・慢性化しやすく、ひどくなれば手術もあり得る疾患ですが、意外に軽視されやすいのです。
必ず最後まで治療を行い、医師のアドバイスに従ってリハビリまでしっかりと行うようにしてください。 |
|